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MERRELL(R) Ambassador's Story Vol.1 夏 前編 | 林業 / ボードシェイパー / Grain代表植木 洋一

植木 洋一
UEKI YOICHI
1978年柏崎市生まれ。
林業に携わりながら、間伐材を使って
雪山を楽しむワークショップを開催。
2018年スノースケートクロス全日本大会優勝。
植木洋一氏は、林業に従事しながら、「スノースケートクロス」という競技の全日本大会で優勝した実績を持つアスリートでもある。さらに「木」を活用したワークショップを開催。大人から子どもまで、幅広く雪山の楽しさを伝える活動を行っている。第一回の「メレル アンバサダーズ ストーリー」では、林業という仕事の意義や、ワークショップ始めたきっかけなど、植木氏の「木」への熱い想いを語ってもらった。
木の素晴らしさを、
世代を超えて。
■木を育て、山を育てる仕事。
80年から100年後、その時に残したい木をまず決めて、周りにある木を間引く作業を「間伐」と言います。そうすることによって、山に光が入って、木が太っていく。さらに木の下がしっかり植生することによって、土砂災害に強くなり、水源涵養性が保たれる。それを何度も重ね、非常に長い時間をかけて、理想的な山へと育ててゆきます。地域によっていろいろな方法がありますが、間伐は環境を守る重要な森林作業のひとつです。
■山に魅せられ、林業の道へ。
高校生の頃からスノーボードを始めて、20代前半の頃からは山の師匠に連れられて、バックカントリースノーボードも始めました。山にいると、無心でいられるし、嫌なことも忘れてしまう。その感覚に病みつきになります。社会人になって他の仕事にも就いたのですが、結局「山」に関わる仕事、林業を選んだ。一般の人には目に触れにくい仕事ですが、「二酸化炭素を吸収する山を整備する」というスケールの大きな仕事に、やりがいを感じますね。
■ワークショップを始めたきっかけ。
ただ、林業を通じて歯がゆさも感じていました。いまは間伐材をバイオマス発電の燃料に使うことも多いのですが、その中にはどうしても良質な木も混ざってしまう。30年も40年も育ってきた木を、燃やすだけではもったいなくて。いろんな人に相談した末に、雪山を滑るボードを作るワークショップを始めました。最近の子は外で遊ぶ機会も少なくなっているので、小さい頃から自作のボードで遊べれば、もっと山や木に関心を持ってもらえるんじゃないかと思っています。
作業ウェア提供/Husqvarna(ハスクバーナ)
後編へ続く
MERRELL(R) Ambassador's Story
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Vol.1 植木洋一 夏 後編